What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

ユラユラ Swimmin' ユラユラ Dreamin'

再び「Google Earthの夜」に聴いていた、今夜はアイドル。

無表情が売りだった女性デュオWink

友人に誘われるままコンサートにも二度行き、楽曲が好きだっただけなのにコンサートでのさっちんが不憫すぎて全力で「早智子コール」をした事も今では青春の1ページ。

最高密度の1989年

前年に発売された『愛が止まらない 〜Turn it into love〜』がじわじわとチャートを上り詰め続く『涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜』が2作連続オリコン1位を獲得したあと満を持して発売された2ndアルバム『Especially For You 〜優しさにつつまれて〜』

僕はそれまでに1stアルバムも次に出されたミニアルバムも聴いていたから、この『Especially For You 〜優しさにつつまれて〜』を初めて聴いたとき、そのあまりの出来栄えに心酔すると共に、きっと外れない悲しい予感がした。

突出した頂点は、持続することは稀にしかない。

Especially For You?優しさにつつまれて? 【Blu-spec CD】

Especially For You?優しさにつつまれて? 【Blu-spec CD】

アルバムと同タイトルの1曲目『Especially For You 〜優しさにつつまれて〜』の澄んだコーラスから始まる友情ソングにまずは聴き入って。

Winkいち好きな『Baby Me』


【WINK】Baby Me

歌詞もメロディもアレンジもサウンドも翔子のソロも、満点。
「生涯ベスト100」ではもうすぐトップテン、くらい。

続いてこれも大好きな『硝子の心 〜Heart of Glass〜』


WINK - 硝子の心 〜Heart of Glass〜 / Glass no Kokoro ~Heart of Glass~

いつまでも聴いていられるせつな可愛いポップス。

当時。
このアタマ3曲を聴いた時点で「めちゃくちゃイイ!」よりも先に「もったいない」と思ったことをいつも思い出す。

4曲目『Only Lonely』は『涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜』のB面。
これも殆ど両A面でいいくらいの楽曲。

でもやっぱり『涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜』が強すぎる、な。

そしてさっちんソロのキャッチーな佳曲『Take Me To Heaven』が5曲目。
こういうのシングルにしたり、もっとこのアルバムの曲出し惜しみしていってたら違ったキャリアになったかもしれないのに。

続く6曲目『おしゃれ泥棒』
これももうめっちゃくちゃ可愛いから。

ほんとにこれ作った時の陣営「戦略」とかそういうのあんまり練ってなかったのか、アルバム7曲目なんかにチョコレートのCMソング『Remember Sweet』とか入れちゃって。

これも絶対にシングルでいけたから。

そして翔子ソロの8曲目『ひきとめないで』
『Baby Me』といい、翔子の声と「強がりな女の子」との相性がかなりgood。

またまた、当時。
ここまで聴いた僕の感想は「マジか!?」だった。

曲調もイメージもバラエティ豊かな上に1曲1曲が鬼のクオリティ。
いやもうマジか。

で。
タイトルからして絶対ハズしてくるだろうと予想していた9曲目『優しく愛して…』


Wink 20周年 OMV for Sachiko Suzuki - 優しく愛して(Yasashii Ai shite)

さっちんのソロだし(失礼)、最後1曲くらいは”数合わせ”的なのを入れてくると思ったのに。
いやもうマジか。

ラストはご存知4thシングル『涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜』で締め。

以上、完全にどうかしているラインナップ。

* 補足として。

7曲目『Remember Sweet』以外は洋楽のカバー。
だけど全曲この上なくWinkしている神がかり的1枚。

4連続ホームランはやり過ぎ

きっと狙ってやったわけではなかったと思うけれど。

MEMORIES 88?96

MEMORIES 88?96

  • アーティスト: WINK,及川眠子,Joe Lemon,森雪之丞,STOCK,松本隆,秋元康,ハナカツオ,岩谷時子,康珍化,大黒摩季
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 1996/03/25
  • メディア: CD
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デビュー曲『Sugar Baby Love』はオリジナル自体の良さも相俟ってWinkバージョンも良曲に仕上がっていたし2ndシングルの『アマリリス』も小品ながらアイドルソングとして全く悪くなかった。

問題は3rdシングル『愛が止まらない 〜Turn it into love〜』からの怒濤の名シングル4作品。
階段を5段も10段も飛ばしてたった1年の間にアイドルの頂点まで上り詰めてしまった。

そして7thシングル『Sexy Music』から始まる迷走。
とは言え同曲含めこの後の楽曲そのものが悪かったわけでは決してない。

とにかくその前の4連続ホーマーが強烈すぎて、もう次に何を持ってきてもちょっとやそっとじゃ霞んでしまう。
(僕は9thシングル『ニュー・ムーンに逢いましょう』をここに持ってきて「カバー路線」をすっぱり止めていたらよかったんじゃないかと思ってるんだけど。)

そんな中この勢いをカバーで繋ぐのかオリジナルをぶつけるのか、繰り返す判断ミス。

ようやく『真夏のトレモロ』『背徳のシナリオ』など質の高いオリジナル曲で起死回生を狙うも、逃してしまった波を再び掴まえることは二度となかった。

オリジナル最大のヒット曲

最後にシングルから1曲、と思って『One Night Heaven ~真夜中のエンジェル~』を貼ろうと思ってたんだけど。

久し振りに聴いたらやっぱこっちだわ。


淋しい熱帯魚(PV)

『淋しい熱帯魚』Wink(1989年)。

瞬く間にレコ大取っただけあるね。

ていうか。

書きすぎ。

熱くなりすぎ。

ほんま、アホやろ。