What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

BARBEE BOYSを小1時間・延長戦

このアルバムはまず通しで聴きたい。

それからレビューのために1曲1曲じっくり聴いて。
だけど好きな曲だとついつい何度もリピートしてしまって。

結果、今夜の記事の所要時間は本編のほぼ3倍。

kugatsusuiyou.hateblo.jp

それでは「小1時間」、延長戦

3rd BREAK(紙ジャケット仕様)

3rd BREAK(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: バービーボーイズ,近藤敦,いまみちともたか,杏子
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 29回
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『3rd BREAK』​BARBEE BOYS (1986)

1 [離れろよ]

流れも出来も抜群で完璧な3rdのエンジン始動は、掻き鳴らすギターとそれを追うドラム。
そこにKONTAのソプラノ・サックスが入って、歌。

KONTAの半透明で少し掠れる声と。
杏子のパワフルで色っぽい超ハスキーボイス。

その2人の鬼カッコいい声をこの上なく活かしきるイマサの天才的な詞と曲のセンスで、ここから一気に駆け抜ける10曲。

2 [どんなもんだいッ]

1曲目がイグニッションなら2曲目はアクセル全開。


BARBEE BOYS - どんなもんだいッ

なんたって、

sweet pain 大洪水

だからね。

3 [はやまったらイヤだぜ]

ここで軽くブレイク。

4thアルバムでは女側から「Dear わがままエイリアン」。
3rdでは男側から「はやまったらイヤだぜ」。

どっちみち最低だな。笑

4 [ショート寸前]

徹頭徹尾イマサのギターが超カッコいいロックナンバー。


BARBEE BOYS - ショート寸前

「つまはじきナイトタイム」「品定めフォンコール」
杏子のシャウト気味の歌声がたまらない。

5 [チークダンス]

“瓢箪から駒的恋の始まり”を歌ったリズム隊(ベース&ドラム)が印象的な佳曲。

特にベース。
ヴィンヴィンヴンヴン唸ってるから。

6 [打ち上げ花火]

夏の終りには必ず聴くバービーいち好きなミディアムナンバー。


BARBEE BOYS - 打ち上げ花火

フェードインしてくるシンセの音にいきなり被さるドラムと杏子の歌声。
ここで毎回胸にガン、と来て。

泣くようなKONTAのソプラノ・サックス。
そこから切ない掛け合いが始まって。

なで肩のストラップ
いつでも落ちそう 誰もがtouch&try

で。
僕の遠い夏の夜も終わる。

7 [なんだったんだ? 7DAYS]

バービー全曲通しておそらく一番ポップでキャッチーな6thシングル。


BARBEE BOYS - なんだったんだ? 7DAYS

弾けるメロディに乗って、歌詞も珍しく男女ともに結構カワイイ。

8 [STOP!]

率直に言うと。

杏子のソロ(というか歌声)じゃなければ確実スキップ。

9 [ラサーラ]

KONTAのソロで美しいメロディの名バラード。

彼持ちの女性に片思いしている男の歌なんだけど。
フラれてるのにカッコつけてる歌詞が、カッコ悪くて好き。

10 [あいさつはいつでも] *カセット版のみ(発売当初)

当時この曲を聴いてみたいがためにカセット版『3rd BREAK』を購入して。
結果、大当たりだった。

メロディやアレンジは僕の好きな『飛んでみせろ』に似た雰囲気で。
歌詞が、なんというか、あの頃にドンピシャ。

”声 聞かせて?”
一聞けば 会いたくなる一


『3rd BREAK』は必ず1曲目から飛ばさずに聴く。

『離れろよ』のギターが鳴る瞬間に、中2の秋の暗い夜の景色が蘇る。

いつも。
いまも。