9月18日。
その名をTwitterのトレンドに見つけ、明智抄さんの死を知った。
驚いた。
暫く茫然となった。
ああ、これで、もう完全に、新しい物語は読めなくなった…
あのユーモアも、あの残酷も、あの知も、あの美も、痛みも焦燥も、赦しも祝福も…
僕の大好きな、大切な図書館が、燃えてしまった……。
我に返り。
本棚からコミックスを全て引っ張り出し、猛然と読み返した。
『サンプル・キティ』『死神の惑星』『パンドラ』は毎年のように読み返しているのに、何度でも、同じ所で笑い、同じ所で泣く。
次に頻度の高い『図説オカルト恋愛辞典』『砂漠に吹く風』『猿猴少女』も、何度でも、心の深い所、柔い所を抉ってくる。
もちろん。
始末人シリーズも、諸々の短編集も、キャプテン・コズミックも、言うに及ばない。
そして今回。
全作品をじっくりと読み返してみて『少女忍法帖』についての評価が変わった。
初見、久し振りの「明智抄の新作」にファンサを求め過ぎていた、と言うか。
全然、僕はこの作品を読めていなかった。猛省。
もっと読み込んで、いつか単独で感想を書きたい。
もう一つ。
『死神の惑星』の1巻を読み終わり、その背表紙をなんとなく眺めていて気付いたんだけど。
明智「抄」の英語表記が「Syo」だった!!
「白い哀しみ」の「作曲 SHO・AKECHI」が印象に残り過ぎてて、過去記事のURL全部「akechi-sho」ってしてしまってるyo…。
けど、ちゃんと覚えたし、これからは「akechi-syo」でいく!!
反省はするが、後悔はしない。
これまで、本当に、本当に。
素晴らしい作品の数々をありがとうございました。
安らかにお眠りください。
