聴きたい曲を、聴きたい時に、小1時間。
(なんだけど、すでに次回に、延長戦。)
- アーティスト: バービーボーイズ
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1992/10/01
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『BARBEE BOYS』BARBEE BOYS(1992年)
*下記に出てくる『A nine day's wonder』以外はこの2枚組ベストで聴ける。
出会いは「台風クラブ」
1985年の、熱い夏の終わり。
工藤夕貴に夢中(他にもイロイロいたけど)だった僕は彼女目当てで映画『台風クラブ』を観に行って。
(映画はなかなかにアバンギャルドな代物だった。)
そこで知ったのがBARBEE BOYS。
すぐにレンタルレコード店に走って彼等のアルバムを探したけれど確か無くて、でもすごく聴きたかったからなけなしの小遣いから1stアルバム『1st OPTION』(1985年)を買った、これは苦い思い出。
- アーティスト: バービーボーイズ,いまみちともたか,近藤敦
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と言うのも。
このアルバムで好きなのは『A nine day's wonder』と映画で聴いた『暗闇でDANCE』(1stシングル)だけでしかも『暗闇でDANCE』よりも目当てだった『飛んでみせろ』(共に挿入歌)は収録されていなかった。
*しかもこの『飛んでみせろ』はその後もアルバムに収録されず『負けるもんか』(5thシングル)のカップリングにはなったけれど僕はこの曲があまり好きじゃなかったので結局スルーして。
だからこのベストに入れてくれて本当に嬉しかった。
音楽雑誌PATi・PATi(パチパチ)
『DUNK』『BOMB』そして『PATi・PATi』があの頃の僕の三種の神器。
(前2冊のきっかけは某アイドルグループで、後ろはバービーだった。)
音楽と、アイドルと、オンナノコ。
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この2nd『Freebee』(1985年)で好きなのも同じく2曲。
なんだけど、アルバムとして1stより仕上がりは数段上。
まずは1曲目『midnight peepin’』。
これ歌詞のイミだいぶん後になって「あ、ソウイウこと?」ってなった中1にはかなりアダルトな歌。
(まあタイトルが「真夜中の覗き見」だし、ね。)
そして3曲目『チャンス到来』(4thシングル)。
名曲。
当時は「借りてきたレコードをカセットテープにダビング」が通常の流れだったんだけど、カセットテープって伸びるんだよね。
(「メタル」とか色んな種類があったけど結局はどれも伸びる。)
だけど巻き戻し・早送りをせずに使用していれば結構長持ちした。
と、枕が長くなったけれど。
要するにカセット時代、何度も聴きたい曲は(カセットの劣化を防ぐために)両面に同じ曲を延々入れていた。
で、バービーで作ったのはこの曲だけ。
というか。
アルバム全曲好きならそんなテープ必要ない
- アーティスト: バービーボーイズ,近藤敦,いまみちともたか,杏子
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聴き出したら止まらない3rdアルバム『3rd BREAK』(1986年)。
実にトラック1の『離れろよ』から4『ショート寸前』7『なんだったんだ? 7DAYS』8『STOP!』9『ラサーラ』10『あいさつはいつでも』(当時はカセット版のみだった)まで収録曲の過半数がベストで聴けてしまうんだけど。
零れている4曲もめちゃくちゃイイし、特にトラック6の『打ち上げ花火』を入れないなんて、やり直し。
と。
「小1時間」どころじゃなくなってしまいそうなこれは「延長戦」で、そのうち。
もっとずっと続くと思っていた
LISTEN!BARBEE BOYS 4(紙ジャケット仕様)
- アーティスト: バービーボーイズ,いまみちともたか
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4thアルバム『Listen! BARBEE BOYS 4』(1987年)。
僕がいまも聴く最後のバービー、だけれど。
のっけからこのトリハダビートと畳み掛ける杏子のハスキーヴォイスに全て持っていかれる『はちあわせのメッカ』。
(この言葉は嫌いだけれど使わずにはいられない)神ナンバー。
そこから(おそらく)バービーの曲の中ではそれなりに有名な『泣いたままでlisten to me』を過ぎて。
男女の駆け引きと裏腹な機微を天性のセンスでドラマティックに描くイマサの真骨頂『Dear わがままエイリアン』。
その紡がれるストーリーと組み上げる音のひとつひとつ、歌い上げるヴォーカルと奏でる音色のひとつひとつに、言葉を失う。
BARBEE BOYS - 女ぎつねon the Run(Original‘‘Big Bowl’’Version)
5曲目『女ぎつねon the Run』(7thシングル)。
俺なんて 眼中にないよ
in 1987。
酔っぱらって聴くといつも泣いていた。
その”女ぎつね”となんとなく”対”のラストソング『ナイーヴ』。
そうして。
15歳の夜は更けて。
こんな未来を、思いもせず。