ガヤガヤとした飲み屋で。
負けじと大声を上げて。むかし。
年が変わる頃に店を出て、近くの神社まで。
並んだり、離れたりしながら歩いた。
白い息で、呟くように歌った。
cover 「とこしえにGood Night(夜明けの色)」松任谷由実さん delight slight light kissより
陽が落ちて、冷たい空気にたばこの匂いが混じると、オートマチックに浮ぶ。
一年で、この日だけ。
この日の、この時間だけ。
『とこしえにGood Night (夜明けの色)』松任谷由実(1988年)。
最後の夜で、最初の夜。