What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

ハンムラビ推理ボンスンテリウス

韓ドラ感想。
毎月か、隔月くらいでサクサク書いていこうと思っていたのに。
気がつけば半年もの月日が…

kugatsusuiyou.hateblo.jp

ま。
過ぎたコトはしょうがないので。

気を取り直して。

今回の4作品は。
どれも結構オススメ。

*以下、それぞれのドラマのネタバレなど気にせず書くつもりなので、ご注意を。

ハンムラビ法廷 〜初恋はツンデレ判事!?〜(2018年)

サブタイトル(ついでにパッケージデザインも)は完全にミスリード、「初恋」も「ツンデレ判事」も嘘じゃないけど、そこは完全に枝葉。

ドラマの根幹は正義とか友愛とか成長だし、様々な社会問題に結構しっかり向き合って作っているカンジで、ラブ要素は控えめ。

それよりも年齢・性別・立場を超えて助け合う「人間同士の繋がり」が毎話描かれていて、その一つ一つが胸熱。

あと、控えめなラブ部分でも、判事同士である主人公カップル(爽やか)ともう一組、男性主人公の友人判事が想いを寄せる女性速記実務官との「肩書的に不釣合い」なカップルを通して、韓国に根強くあるらしい地位格差にスポットを当てている。

ドラマ内では、そのカレシ判事は逡巡しつつも自分の想いを貫き、デキる美女速記カノジョは泰然自若としてそれを受け止めてるんだけど。

って、ええ。
「デキる美女速記カノジョ」ことイ・ドヨン(イ・エリア)をかなり気に入って観ておりマシタ。

土砂降りを止められない時は、共に打たれるべきだ

最終話近く(だったと思う)、女性主人公のピンチを仲間たちが救うべく動いている時に、件のドヨンが本の一節を用いて言った言葉。

僕は、共に打たれたり、打たれられたりするより、「土砂降りを止める」以外の有効な手段を考えるし、考えて欲しい。な。

と、けっこう簡単に感動するクセに、そういう「連帯」にはノー。

とは言え。
現在僕が40数本観ているアジアドラマ(日本以外)の中で、これは5番目に好き。

すっきり勧善懲悪だし。オススメ。

推理の女王2〜恋の捜査線に進展アリ?!〜(2018年)

これ、始まったとき、タイトルの「2」を見逃していて。

何の説明もなく話が始まり、登場人物の紹介的なショットや流れもなくって、「ああ、時系列を入れ替えて、あとから冒頭を見せる展開なんかな」と思いながら暫く観てたら。

話はどんどん進んでいくし、当たり前のように次から次へと「お馴染み」っぽい登場人物が増えていくし、「あの時はさあ」と過去を振り返る会話とか、映像がちょいちょい差し挟まれる。

「斬新な手法のドラマやな」と、説明やら紹介やらを諦め、セリフやなんかから人物の特徴や関係性を推測しながら1話目を観終わって。

その話を、夜、仕事から帰ってきたパートナーにしたところ「いや、ツーとかなんちゃう?」と。

えぇ!? と、僕はかなり驚いて。
録画はもう消していたので、翌日のテレビ欄で確認した結果、ホントに「2」だった…

「賢いのに、時々ホンマにアホやな」と、軽くタチコマ達みたいなことを言われ…
「けど「おそらく」でそこまでストーリー把握できるんもすごいな」とビミョウに褒められ…

一体なんの話?
ってくらい脱線してしまってるけど、このドラマとこの記憶は、もう、強烈にセット。

内容は・・・
それなりに面白かったデス、はい。

力の強い女 ト・ボンスン(2017年)

小柄で可愛らしい女の子が実は怪力の持ち主、ていうだけで面白くなるほどドラマは甘くない。

と、思うけど、これはめちゃくちゃ面白かった!

力の使い方、使う場面、その効果の見せ方なんかがすごく巧いんだと思う。
1話目からかなり笑えたし、ほぼ全話楽しかった。

ただ、不満といえば不満だったのが、一つは、ドラマ内で起こる猟奇事件のヒドさ。

いや「猟奇事件」だからヒドくて当然なんだけど、これ「ラブコメ」だし、そんな全開で猟奇事件じゃなくても…と、結構ずっと思いながら観てて。

しかも主人公の親友で従姉妹の、そんな事件とは無縁なカンジのオモシロ女子が被害者になる、っていう、「おおぅ…」な展開もあり。

そこら辺はちょっとイヤだったけど、登場人物に刑事もいたし、ボンスンの力の秘密云々とかもあって、そこは仕方ないのかな、と。

で、不満といえば不満、のもう一つ。
クライマックスに向かう手前の2、3話で、1話目から因縁のヤクザ軍団をナゾの大フィーチャー。

あれ、全部カットして、話数短縮してやればよかったのに。

と、あの突然の停滞がなければ、「ハンムラビ法廷」よりこっちが上だったかなあ。

とは言え、6番目に好き。
(仮に改善したとして5位。現在のところ、上位4作は、かなり磐石。)

だけど「笑い」で言えば、このドラマは間違いなく首位。オススメ。

私の恋したテリウス〜A Love Mission〜(2018年)

1話目観終わった時点では「うーーん、どうしよう」だったけど。
2話、3話と進むうちに俄然面白くなっていった。

クールで長身の元エリート諜報員がベビーシッターとか、子持ちの主婦が諜報活動に巻き込まれていくとか、色々とギャップを狙ったんだろうけど、そこはそんなに僕にはハマらなくて。(と言うか、元エリート諜報員は割と最初から子供の扱いにそんなに困ってなかったし、主婦は主婦でそもそもの調査能力がかなり優秀。)

そういう対照でめっちゃ面白かったのは、NIS(国家情報院)に対するKIS(キングキャッスル情報システム)という主人公たちが住む巨大マンション「キングキャッスル」の住民たちで運営している情報ネットワークの秀逸さ!

結構マジなピンチでも、KISメンバーの活躍で乗り切ってたしね。あいつらスゴい。笑

あと、チン・ヨンテ好き。
(「テリウス」が終わって始まったのが「ゴー・バック夫婦」で、その主役がチン・ヨンテだったんで即視聴を決めたくらい気に入っていた。)

もちろん、ラストも良かった。

と言うことで、現在のところ好きランキング10位。
なんだけど。

6位の「ト・ボンスン」から後ろ、7〜10位までは、そんなに差は無くて。
「いま、もう一回観るなら」で考えて、順位はつけたけど、どれも面白い。

ていうか。
コメディ要素重視でなら「テリウス」は7位。これもオススメ。

と。
今夜はここまで。

次回は。

『ゴー・バック夫婦』
『トップスター・ユベク〜同居人はオレ様男子〜』
『ボーイフレンド』
『恋の記憶は24時間〜マソンの喜び〜』

の予定。

出来れば。
来月。

か、再来月に。