What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

小林聡美の無駄遣い

今期のドラマで実はかなり楽しみにしていた『anone』
主要キャストが小林聡美と田中裕子で初回ゲストが倍賞美津子ときたら期待しないわけがない。(ダンディ正平もいるしね。)
これはもう観る、観ないのジャッジ不要で3話毎くらいに感想書こうと思ってたんだけど。

1話2話は「ん?」て思うところも無くはなかったけれど、まだ「観たい」が勝っていた。
だけどもう、3話目が徹底的にダメだった。

www.ntv.co.jp

ここから内容に触れるうえ盛大にドラマへの文句を書きます。
未見の方や楽しく視聴している方は読まないほうがいいです。


まず、突っ込みどころしかないカレー屋でのグダグダ監禁のくだらなさは置いておいて。

「自分が社会の犠牲になっている」として、そのマイナスを「誰か」からしかも不正に取り返そうとする思考が嫌い。
直接自分を追い込んだり害したりした人間や存在に仕返しするならまだしも、何の関係もない人間や存在に「自分たちは踏みつけられてきたから」とか筋違いな被害者意識で寧ろ加害者になって、その事に気づきもしないどころか自分の行為を正当化して。

思い込みにしろ実際に犯罪を犯してるにしろ「盗んでいいお金」っていうのが世の中にあるとして、それを自分たちが手に入れていいとどうして思えるんだろう。
それに家捜しする時のあの乱暴さ。
そんな人間だからそんな人生なんじゃないの、って言いたくなる。

グダグダ監禁が始まったら始まったで、一方的に迷惑をかけている相手に「おじさんのことはいいから」とか何回も言ってたけど、空巣に入って気づかれたからって目撃者拉致った挙げ句自分たちのゴタゴタに巻き込んどいて「いいから」はないやろ。
「空巣に入って拉致ったうえにこんな揉め事に巻き込んですみません、逃げて下さい」だろうよ。

って、何がこんなに腹立たしいかって、上に書いたような場面のほとんどを「ツイてない人間たちの敗者復活戦」みたいにコミカルに演出していること。シリアスに取り扱っていたなら全然いい、そんな人間は少なからずいるだろうし、おそらくこの1000万円はすったもんだの末持ち主の元へ戻るだろうし、どんなカタチにしろ勧善懲悪では終わるだろうから。

と、まあ、ここに書いた文句の大半は僕の逆恨みでもあるんだけど。
(そんなにイヤなら観なければいいだけ。)

小林聡美の久し振りの連ドラがこんな役なんて、ていう。
彼女じゃなかったら「カレー屋」でもうやめたのに、ていう。

 

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こういうのとか、

 

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こういうの、またやらないかな。