What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

僕は切り、母は飛ばす

先月18日の更新の3日後。
料理中に包丁で指先をザックリ、とりあえず圧迫止血を10分、それで血が止まる気配がなければ病院だな…というくらいに切ってしまい。(結果10分でだんだん治ってきた。)

それまで、洗い物の最中に刃先で指の腹を数ミリ切った事はあったけれど。
指先を、あんなに神経が集まって研ぎ澄まされている指の先を、あんな勢いで切った事はなく。

僕の中の全やる気が無くなった。。

治療と、(材料が勿体ないので)調理の続きと、付近の片付け(そこそこ血が付いたり落ちたりしたので)をして。

あとはひたすら手を心臓より高い位置に上げ、心を無にして、パートナーの帰りを待った。
(何かしら不調のときは一人だと超心細くて。。)

で。
思い出していた。

僕が高校生の頃だったと思うんだけど。

ある日、学校から帰って台所に入っていくと、胸の辺りでベットリと血のついたタオルを抱えた母が椅子に座っていて、僕がかなり驚いて「ど、どうしたん!?き、救急車呼ぶ!?」と、母に言い終わるか終わらないかのうちにサイレンが聞こえてきて。

「あれ(救急車)、お母さん?」と僕が聞くと「せやで、ほんで冷蔵庫に指入ってるから出してくれへん?」と、もう全然フツーに言われて、「指?え?冷蔵庫?」って言いながら扉を開けると、目の高さの棚にそれっぽいビニール袋があった。

「ジャガイモと一緒に第一関節飛ばしてもて〜//」
「ちょっとひっつけてもらってくるからみんなにも言うとって」と。

「い、痛くないん?付いていこか?」「そら痛いわ、ええから家おって」と。

2、3時間くらいして、タクシーで帰宅した母は、それからカレーを仕上げて、洗い物までしていた。

…いや。
見習えない。

次元が違い過ぎる。

夜。

パートナーが帰ってきて。(道中、LINEでも散々メソメソしていた。)
暫く家事は最低限しかやりません宣言して。

治療に専念し。
先週くらいから絆創膏やなんかは要らない程度には傷口が塞がり。

いま、まだ少しボコボコしてるけど、完治。

明日から、いろいろ頑張る。

 

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