What’s up?

日々がたとえ繰り返しだとしても、僕はそれを愛しているんだ。

時間が経つのも忘れて

映画観て、本読んで、録画したテレビ観て、音楽聴いて。
という優雅だった僕のフリータイムに昨年11月「ブログ」を入れ込み(しかも毎日)、替わりに削った時間は主に読書だったんだけど。

それでも少しずつ他も削り、小説も漫画も何冊かは読んでいた。

けれど。
読み終わる事のない本を心ゆくまで楽しむ、という贅沢は、日々のスケジュールの都合上なかなか出来ずにいて。

今日。
普段より早起きをして散歩や家事を済ませ、久し振りに手に取った厚くて重いその写真集は。

どのページも静かで、ドラマティックで、ため息が出るほど美しい。

街は変わり、人は生きて、失いつづける

『木村伊兵衛のパリ』木村伊兵衛 (2006年)

1954年から1955年にかけて写真家・木村伊兵衛がパリで撮影した写真集。

数年前、NHKの『日曜美術館』で取り上げられてるのを見て「これ欲しいなあ」と言っていたら、例によって例のごとくパートナーがある日買ってきてくれて。

「重かったわ」って。
高かった、じゃないところが彼女らしい。

木村伊兵衛のパリ

木村伊兵衛のパリ

載っている写真の殆どが好きなんだけど。
飛び抜けて好きな3枚を挙げると。

まずは72Pの「パリ、モンパルナス付近」。
物心がつく前か後か分からないくらい昔から「霧」と「灯り」がどうしても好き。

そして192-193P「パリ」。
同じく「光と影」がどうしても好き。

最後は234-235P『夕暮のコンコルド広場』。
表紙に使われているだけあって、色も構図も抜群に素晴らしい。
遠い夕空にぼんやりと霞んだエッフェル塔なんて、本当にいつまででも眺めていられる。

僕とライカ 木村伊兵衛傑作選+エッセイ

僕とライカ 木村伊兵衛傑作選+エッセイ

満点評価のこちらもいつか読みたい。

孤独で勇敢な冒険者たち

『宇宙探査機』 フィリップ・セゲラ[著] 川口淳一郎[監修] (2013年)

先々月の記事をきっかけに。

kugatsusuiyou.hateblo.jp

これもパートナーが翌日にはポチってくれて。

で。
届いてから1ヶ月ちょっとかかって本文を読み終えた後は、ちょこちょこと引っ張りだしては彼等の写真や彼等が撮った写真をウキウキ眺めている。

宇宙探査機 (ポピュラーサイエンス)

宇宙探査機 (ポピュラーサイエンス)

そろそろ。
いつか買おうと話していた図鑑をどれか、選ぼうか。