僕は詩を書く。
そのほとんどは恋愛詩で、完結していて、行き場がある。
新しく作成したカテゴリ「宛先不明」は。
何処にも行き場がない詩や、詩とも呼べない様な断片(だけどもうそれはそれ以上続きを持っていない気がする)や、その他、分類不能な文章たちの住処として。
そして僕の、深呼吸の場所として。
手持ちのカードはきっと
そんなには悪くなくて
配られたカードもきっと
そんなには悪くなかった
だけどルールも知らずに
ただ愉しみたくて
ってのは嘘で
勝ち逃げする気まんまんで
ジョーカーだのエースだのを出して
それが
黄金でも鍍金でもいいから、と
眩しさを貪った
努力と忍耐と夢と希望は冷たい他人で
怠惰と軽薄と嘘と絶望を親しい友のように
の、はずだったのに
こんなに長生きしちゃって
自覚しすぎてる
逃げ口上なんて繰り返せない
せめてもっと
図太く生まれるか育ちたかったなあ、って
誰にとも無く
笑ってほしくて呟いて
いまは
3だの4だののカードを握りしめて
革命を待ってる
恐縮です。