いよいよ「映画編」を、と思って今年初めて観た映画を数えてみたら全部で38作だった。
そこから主に良かった(既に書いた『サニー』『ジュラシック・ワールド』『ピクセル』を除いた)8作品のうち4作を「Part1」として、まずは。
今年の「ホラーコメディ枠」のツートップ、その1。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』(2010年/カナダ・アメリカ合作)。
これ、観る前は1ミリくらいしか期待していなかったのに大外れ。
オープニングからすぐ、これから起こる思い込みによる悲劇の伏線がテンポ良く張られ、意外な展開に笑わされ、かと思えばどうなるか想像がつくからこそ笑えたり。
そしてグロシーンは徹底してグロい。かなり痛い。
「木材粉砕機、どう見ても入れてる、入れてる!」と、人が死ぬシーンでこんなに笑ったのは『ズーランダー』のブラザー達の給油シーン以来。
それにしてもタッカーには心から同情する。
変わって、良質で王道のファンタジー。
『怪しい彼女』(2014年/韓国)。
簡単に言うと”若返りモノ”なんだけど「若返った主人公が別の人生を経験する」というだけではなくて、その家族や友人知人・若返ってから出会う人などと様々なカタチで影響し合って、結果全員が幸せに向かっていくという、もはや魔法のような物語。
一番の魔法はシム・ウンギョンの喜寿演技。
途中、心のギアを何段階も入れ替えながら鑑賞。
『シークレット・ミッション』(2013年/韓国)。
驚いて、笑って、真顔になって、若干引いて、ハラハラして、応援して、やっぱり若干引いて、泣いて。
最後に残ったのは何とも言えない「哀しさ」。
ラストシーン、3人の「生まれ変わったら」の会話に、吐くほど泣いた。
そして、今年の「ホラーコメディ枠」のツートップ、その2。
『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』(2015年/アメリカ)。
このバリバリにB級感漂うタイトルのゴリゴリのB級映画、もうめちゃめちゃ笑った。
ホラー要素もグロシーンもほぼゼロなので、怖いの苦手な方やお子様にも安心。(ただし下ネタは割と満載。)
あとこれ、なんと「親子愛」が柱だったりして、そこが結構ジンと来たり。
その他にも「映画の中の映画」という設定や定番ホラー映画のパロディなども上手く取り入れていて、その辺りの面白さはA級の、素晴らしいB級映画。
という事で、これが第二候補。
明日は「Part2」、30日はいよいよ「今週のお題・特別編」へ。