とある名画劇場のラインナップ総ざらい [Part7]

何度でも観たい映画はなかなかプログラムに入れてもらえないのが難点。

その場凌ぎの典型的末路

『陽のあたる場所』(1951年/アメリカ)

貧しい母子家庭で育った野心家の青年が実業家の親戚を頼ってのし上がろうと頑張る。
が、同時に出会った身分も性格も対照的な二人の女性の間で極めて自業自得な苦悩に陥っていく。

手近で手軽な女は絶対に面倒くさい、の法則。

『若草物語』(1949年/アメリカ)

僕にとって『若草物語』と言えば「劇団つきかげ創立第一回公演」。
ベス役のマヤが40度の高熱で舞台に立ち（！）「紫のバラの人」を生み出すきっかけになった劇中劇。

あ、映画はフツウに面白かったです、はい。

『ゾラの生涯』(1937年/アメリカ)

この素晴らしい思想家が屋根裏部屋で終わらなくて本当によかった。
何より「正しくあろう」とする人に才能が備わっていてよかった。

『ルーゴン=マッカール叢書』全20作は絶対に読もう。

『失われた週末』(1945年/アメリカ)

もう何年も小説の書けない作家（ほぼ自称）が文章を書くためと言っては飲み、書けないと言っては飲む。
気持ちは、分からなくはない。

だけどタイプライターを質に入れようとするとか、それはやっちゃダメ。