『宇宙よりも遠い場所』。
昨夜の続きから。
何もない1日なんて存在しない
- 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
- 発売日: 2018/06/27
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STAGE10「パーシャル友情」
STAGE11「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」
STAGE12「宇宙よりも遠い場所」
STAGE13「きっとまた旅に出る」
「本気で聞いてる」「本気で答えてる」
この最終巻では。
いよいよ南極に到着し、そこで彼女たち一人一人がそれぞれの現在や過去に向き合う中で起きた出来事と、それらを受け止め、乗り越え、やがて帰路に就き、懐かしいけれど新しい日常へと戻っていくまでが描かれている。
圧巻なのはSTAGE12だけれど。
僕はそれよりも最終回が好き。
笑って泣いて、痺れるくらい感動した映画の長い長いエンドロールを観ているような25分。
このSTAGE13にはそれまでの12話+α(直接は描かれていないメイン以外の人物の背景など)が自然と脳裏を巡って、何度観ても、その度に胸が熱くなる。
そして。
最後のキャストクレジットと、最後の最後がこれまた素晴らしい。
「1秒も無駄に使っていない」
というのは全話に共通して言えることなんだけど。
特にこの最終回ではセリフ、間合い、表情のすべてに「これまで」と「これから」がまるで魔法のように詰め込まれている。
あともう一つ。
「何を描いて、何を描かないか」
この取捨選択が本当に抜群だったと思う。
膨大なアイデアと深淵な洞察から生まれた”削ぎ落とし”の芸術。
アニメなんて、と思っている人にこそ観て欲しい、アニメだからこそ成し得た超絶技巧。
全力でオススメです。
ウェブ予告
このアニメは毎週Cパート(12話除く)の数秒が予告代わりにもなっていて。
なので「予告」は公式サイトでウェブ限定のモノが配信されていたんだけど。
それが毎回、映像は確かに「予告」らしいんだけど。
そこに被さってる「会話」が、もう、ね。
この『宇宙よりも遠い場所』は本当に”笑って泣ける”んだけど。
僕は”泣ける”の部分より”笑って”の部分がこのアニメにおいてはより秀逸だと思っていて。
このウェブ予告ではその笑いのセンスが炸裂している。
特に3話と6話、深夜にひとりで声出して笑ってしまった。
あと11話の「Barかなえ」も好き。
と、このように画面さえ観なければ殆ど内容のネタバレにならないので、音声だけで楽しんでみては。
って、この「予告」の意義からして、もう。
名作に盤石の名曲
TVアニメ「 宇宙よりも遠い場所 」 オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: 藤澤慶昌
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2018/03/28
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何って。
アニメのOP曲やED曲を飛ばさずに毎週聴いたのっておそらく『銀河漂流バイファム』以来。
そして。
それだけではなく、挿入歌も悉くイイ。
僕は特に『One Step』の「さあ行くぞ!」ってカンジが大好き。
いつになるか分からないけれど。
僕に収入が出来たらまずはサントラ、そして円盤を買う。
必ず買う。
何故なら。
これは賞賛だけではなく、きちんと対価を払うべきプロの仕事だから。
本当に、久し振りに隅々まで熱くなって、色んな感覚が再生されるような感動を味わったアニメだった。
ちなみに。
今夜の記事のタイトルは最終回のタイトルバックのペンギンの足跡から。
Best wishes on your life’s journey!
キミの人生の旅路に幸運を!
Thank you for three months!