時折、真夜中
弾かれたように夢で起きる
抱え込んだ憎しみの
フラッシュ・バック
出口など求めていない
呼吸のような嘘なら
もうほとんど本当
時々、誰かの
悲鳴を肴に酔い潰れる
雑音で聞き取れない
サッド・ソング
かつてそれは僕でもあった
正真正銘の失意
研ぎ澄まして無
昼下がりの
日溜まりの笑顔 歓声
国道の端の
小さな行列 愛情
願って
得なかったのだと
現在、真夜中
差出人のない手紙を
宛先もなく書く
アイ・ミス
愛したことなどなかった
誰にも疑われない嘘なら
ほとんど本当
今夜はハイランドクイーンを、ロックで。